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編集業務について

WORKSのページには仕事例を掲載していく予定なんですが、編集の仕事についてSERVICEページでもPRICEページでも書いていなかったことが気になっていました。ですので、ここでは自分がやってきた編集の業務についてお伝えしようと思います。

まず自分が編集者だと言うと、「取材とか行くんでしょ?」と大抵は聞かれます。しかしこの職業に縁のない方にとっては、実際に我々が何をやっているのかは想像しづらいですよね。編集者がやってることを簡単にご説明いたします。

月刊誌を例にとって、編集の仕事を列挙してみましょう。大まかに挙げますと、企画立案、情報収集、予算の見積もり、スタッフの確保、取材対象者へのアポ取り、取材、ディレクション、撮影、原稿執筆やデザインなどの発注およびそれらの制作作業、校正、印刷会社との折衝などです。読者さんからのお問い合わせや、読者さんのためのイベント開催などといった業務もあります。

ざっと挙げてみましたが、これを月刊誌なら毎月毎月回していきます。加えて、年に数本、増刊号などのレギュラーではない雑誌も出さなければいけませんので、目が回るような忙しさです。

 

定期刊行物に関しては上記のような業務とスケジュールですが、まったく新しい雑誌を立ち上げる場合は、もっと大きなというか上からの視点をもとに動いていきます。新雑誌の立ち上げに大事な作業は、読者層を想定して雑誌の核になるものを企画することです。それが決定したら、次はどんな企画を盛り込んだらよいかを見極め、その雑誌のジャンルの関係者、企業にアプローチして協力を求め、新媒体の情報を拡散します。場合によっては広告営業もします。スケジュールや仕様、お金の話など印刷会社や協力スタッフと決めなければいけないことも結構ありますし、書店などにどれだけ置いてもらえるかを取次に行って交渉することもあります。

小さい出版社から中堅出版社で働いてきた自分の印象ですが、部署がキチッと整備されている大手出版社と違って、小規模な出版社ほど編集者が関わらなくてはならない業務が増える傾向があるように思います。

雑誌編集の業務の流れはこのような感じでしょうか。

まだ書きたいことはあるのですが、それはまたの機会に。

カップに花
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